会長挨拶

第38回日本内分泌外科学会総会
会長 猪原 秀典
大阪大学大学院医学系研究科耳鼻咽喉科・頭頸部外科学教授

猪原 秀典

この度、第38回日本内分泌外科学会総会を大阪大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科学教室が担当させていただくこととなりました。会期は2026年6月4日から6日、会場は大阪国際会議場となります。耳鼻咽喉科頭頸部外科が本総会を担当するのは、2011年に当時、鳥取大学教授であった北野博也先生が前身である日本甲状腺外科学会学術集会を開催されて以来、実に15年ぶりとなります。2011年の学術集会で特別講演を担当させていただいたことは私にとっていい思い出ですが、それ以降、耳鼻咽喉科頭頸部外科の立場から内分泌外科、特に甲状腺外科の分野が発展するよう微力ながら力を尽くしてきました。こうしたことから、今回、会長を務めさせていただくことは非常に光栄であると同時に身の引き締まる思いであり、目下、皆様のご期待に応えることができるよう鋭意準備を進めています。

本総会のテーマは「華麗なる内分泌外科の世界」としました。これは甲状腺外科の世界において、内視鏡手術に続いてロボット手術が導入されつつある一方、薬物療法の進歩によりconversion surgeryが展開されるなど、手術の在り方が従来の姿からより華麗な姿へと変貌を遂げていることを受けてのものです。そこで企画演題では、「華麗なる」手術手技・手法を扱うセッションを複数設けました。また、本総会を耳鼻咽喉科頭頸部外科が担当する特徴を出すために、甲状腺手術おける音声や嚥下に関するQOLといった耳鼻咽喉科頭頸部外科ならではのセッションも設けました。甲状腺・副甲状腺領域の企画演題については、私と事務局長の鈴木基之が中心となり同門の内分泌外科専門医を含めたプログラム編成チームを立ち上げ立案しましたが、本総会で取り扱うもう一つの大きな領域である副腎については、大阪大学泌尿器科学教室の野々村祝夫先生、河嶋厚成先生に多大なるご協力をいただき、企画演題を整えました。学術的には現在の内分泌外科のトピックを網羅する内容をご用意できたものと思います。

昨年、大阪・関西万博で大阪に来られた方も少なくないと思いますが、できるだけ多くの方々にご来阪いただいて大阪をお楽しみいただけるよう、学術面以外でも様々な企画をご用意しています。大阪らしいエッセンスを散りばめた企画に加え、ワイン片手にオペラ鑑賞といった大阪らしからぬ企画もご用意しています。また、ポスターは甲状腺を連想させる「華麗なる蝶」をイメージした構図としましたが、会場随所に「華麗なる蝶」を配し、映えスポットもご用意しますので、記念撮影などに是非ご活用ください。それでは、大阪の地で内分泌外科を思う存分、学び、楽しみ、そして交流を深めていただきますよう、皆様のご参加を教室員一同心よりお待ち申し上げております。